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| もう一度やってみよう・・・。そう真剣に思ったのは、 昨年9月の事件の後だった。
‘95年にたちあげた「アニミズム・オンライン」は、インターネット黎明期にあってはかなり異色のサイトだったかもしれない。 世界の先住民族や巨石遺構、縄文遺跡やそれに連なると思われる民俗的な技術、「いくつもの日本」を感じさせてくれるような日本各地の聖地行などを、「アニミズム」をキーワードに強引に一纏めにしてきたようなものだった。 「アニミズム・オンライン」を始めた当時のボクの気分・・・、その当時のボクの文章にはこう書いてある。
根をはる力と繋がっていく力。この二つの力がともに満ち溢れ絶妙のバランスを保った状態、それこそが僕が今求める精神 = 暮らしのスタイルだ。自分の足下にしっかりと根を下ろしつつ、遥か彼方の何者かとリンクしている。庭先の小鳥の声と地球の裏側の出来事がまるで等しく在る状態。 「Think Globaly,Act Localy」なんていう言葉の遥か以前から営々と繰り返されてきたその土地その土地の暮らし。その暮らしから遥か銀河までをも自分として感じられる巨視的な感性。
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花巻の詩人・宮沢賢治がイギリス海岸から太古や銀河に繋がっていったように、僕も、今ここから遥か彼方への旅を始めようと思っている。(中略) 正直いってしまうと僕は本当にアニミズム時代の到来を待ち望んでいる。復活ではなく到来である。庭先から虫や樹を見つめることも、色以前の色に思いを巡らせることも、僕にとってはすべてアニミズムの風景である。 僕にとってはエコロジーもニューエイジもなく、すべてはアニミズムの風景なのだ。もちろん共存、共生などといったことでもない。見える世界、見えない世界の万物すべてが生命の輝きに満ち溢れている。 森羅万象は僕の中に出現し、僕は森羅万象の中に出現する。それは同時である。(略) (スタジオボイス'95/3「今ここから遙か彼方への旅」→全文) 今思うと、なんだか恥ずかしい気もするけれど、「アニミズム」という新しいキーワードと、「インターネット」という新しいツールを手にしたときの熱意みたいなものを思い出す。そして、今もこの思いは変わってはいないことに気がついた。 |
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