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毎日毎日の暮らしの中で思ったことや出会ったもの....、そんなものたちを日記形式で綴っていきたいと思います。

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2003年2月27日(旧暦1月27日)


 先週の草津同様、湯治とスノーボーディングのために、万座温泉へ行ってきた。


 初めて行った万座温泉スキー場は、緩斜面中心のコースレイアウトながら、雪質もよく、朝日山ゲレンデではアルペン・レーサーの気分でかっ飛ばせてなかなか楽しい。南房総はすっかり春だけど、上州の山々はまだまだ真冬、関東エリアの多様さにあらためて感じ入った。
 万座温泉は、かねてからずっと行きたかった温泉の一つだ。「温泉の王様」といわれた日進館の苦湯に入ることは今となっては不可能だが、同じ日進館のラジウム湯を心身ともに堪能させてもらった。


 ボクの大切な温泉ガイド、昭和5年発行の「日本温泉案内 東部篇」には、「温泉は至る所から噴出し、泉量の豊富なことは驚くばかりで、泉温38度から60度くらいの湯が、一大渓流となって滔々と流れ去っている。湯場は苦湯、鉄湯、熱の湯、姥湯などに別れ、別に蒸し湯もある。」と書かれている。実際ゲレンデベースは源泉のすぐそばだし、朝日山ゲレンデへの連絡コースには有毒ガス危険エリアもある。万座温泉には、本物の温泉が持つ「迫力」みたいなものが間違いなくあった。


 

  日進館  
         
ラジウム湯
「日本温泉案内 東部篇」    
 
    本物のワインやチーズ、食のあり方を守るためのスローフード運動や、本物のビールを守るためのCAMRA(キャンペーン・フォー・リアル・エール)のように、ボクたちも本物の温泉を守るために声を上げなくてはいけない、最近ボクは、そのことを強く思う。
               
          浅間山    
 

 帰り道に見えた浅間山の姿が何とも美しく、畏敬の念で胸がいっぱいになった。浅間山は今も活動を続ける活火山だ。生きている地球を感じることができる、美しく、そして畏れを誘う景色がそこにあった。

 →浅間山LIVE中継   →今日の浅間山

   
         
           

 
 

2003年2月20日(旧暦1月20日)


 湯治をかねて、草津へ滑りに行った。草津国際スキー場は、昨年からスノーボードにも全面開放され、気になっていたゲレンデだ。(日本初のリフトが架けられたクラシック・ゲレンデなのもいい。)標高2000メートルの白根山のピーク付近からゲレンデベースまで、標高差1000メートルのロング・クルージングが爽快だった。驚いたのは雪質の軽さで、ゲレンデベースでもさらさらのパウダースノーが味わえる。ゲレンデでは、常に硫黄臭が感じられ、火山にいることを強く意識させられる。有毒ガス危険地帯などの表示もところどころ見られ、生きている地球の鼓動を足下に強く感じることができた。

   
湯畑   湯畑
 草津温泉のシンボル、湯畑を訪ねて、その圧倒的な熱量と湧出量に驚いた。映像などを見て知っているつもりでいたけれど、実物はそんなイメージをはるかに凌いでいた。松田忠徳先生のいう「温泉力」を全感覚で満喫することができる、やっぱり本物の温泉はすごい。日本列島には石油はないが、温泉がある。温泉があることを、ボクは心底うれしく思う。
 温泉を産み出す地球内部の活動、そのエネルギーは爆発的な破壊力を秘めている。地震や噴火は人間へも襲いかかってくる。そのエネルギーのほんの一端が、人間の手に負える範囲のエネルギー、温泉となる。「癒し系」なんかではなく、むしろ「爆発系」、それが温泉の本当の姿だ。
     
  命からがら    
     最近読んだ 「誰も行けない温泉 命からがら」がいい、感動的ですらある。表紙の写真、ガスマスクを装着して露天風呂に浸かっている写真が実にいい。温泉というものの本来のパワーを感じさせてくれる、実に優れた写真だ。「温泉もどき」が氾濫する今だからこそ、本物の温泉にこだわっていくことが必要なのかもしれない。  
     
   

大原利夫   「誰も行けない温泉 命からがら」 
小学館文庫 ¥733 

     
 

 
     
ハーモニーベイの夜明け

2003年2月11日(旧暦1月11日)

 ブックシェルフでも取り上げたダニエル・クインの「イシュマエル」を原案とした、映画「INSTINCT(ハーモニーベイの夜明け)」をDVDで見た。想像していたよりはいくらかましだったけれど、やっぱり「イシュマエル」の色はあまりにも薄かった。映画としては充分面白かったので、できることならもう一歩突っ込んでほしかった気がする。キリスト教の国ではこのあたりが妥協点なんだろうか...。

 
 

 
       
 

2003年2月4日(旧暦1月4日-立春-)


 ノンプロフィットの独立パブリッシャー、WebPress葉っぱの抗夫の「森の位相 INTO THE WOOD」を見た。「森の位相 INTO THE WOOD」は、Web Press 葉っぱの坑夫プロデュース・大竹英洋フォトグラフィーによる「森のレッスン/INTO THE WOOD」という<写真と対話によるコラボレーション展>の、プレビュー的作品としてリリースされたフラッシュ・ムービーによるCD作品で、不思議な浮遊感が怖れを秘めた美しさが見事だ。「TWINPEAKS」で描かれていた、森の「あの」イメージとも重なる、森の本当の姿が見え隠れしている。
 作品の美しさもさることながら、デザインやパッケージにいたるまで一貫したデザイン・センスが光っている。「インディペンデント」という言葉が意味する表現活動とは、本来こういうことなのかもしれない、これからの時代に有効な方法論を見せてもらったような気がする。

   
    森の位相
     
 

 
バッジ

2003年2月2日(旧暦1月2日)

 2002年2月2日にアニミズム・オンラインを再始動してから、もう一年になる。あっという間だったような気もするし、ずいぶん長かったような気もする。ここまでの一年間を準備期間として、これからはよりコンテンツの充実を図っていきたいと思っている。シンプル・スロー・スモール、これらの言葉をメディアから耳にすることも多くなってきた。いよいよ大切な時期がやってきたのかもしれない。
 再始動一周年を記念して、Simple/Slow/Small/Share/Surf/Snowのバッヂをつくった。10代の前半、原宿のロックショップで、パンクやニュー・ウェイブのアーティストのバッヂを買い集めていた。20代の前半、「home」「Think globally, Act Locally」「Treat Yourself right!」なんていうニューエイジのバッヂを買い集めた。そんなことを思い出しながら、オリジナルのバッヂをつくってみた。オーダー・ページからご注文いただけるので、ぜひ見て欲しい。

 
   
 

 
         

2003年2月1日(旧暦1月1日-旧正月-)

 今日は旧暦の元旦、寒さのピークを迎えいよいよ春への折り返しを暦が教えてくれる。日も伸び始めて、新暦の元旦よりもはるかにリアリティがある。ボクの仕事部屋のカレンダーも昨日までで役目を終え、今日からは新しいカレンダーが掛けられている。そのカレンダーは、数年前から使っている「月と季節の暦」というもので、もうすでにボクには欠かせないものになっている。(MoonDockというMacOS X用のムーンフェイス表示ソフトもいい。デスクトップにいつでも月を置いておける。)

  月と季節の暦
         
     「チョムスキー9.11」同様、東京で単館上映されている「プロミス」をDVDで見ることができた。20分と離れていない距離に暮らしながら、行き来はおろか、お互いをまったく知らないイスラエルとパレスチナの子供たちを追ったドキュメンタリーは、「あといくつ”約束”すればいいのだろう、世界を変えるためには」のコピーが示すように悲しく切ない。現実を前にしてボクはただただ言葉を失ってしまった。「プロミス」を各地で上映しようと言う動きが活発に行われているという。「チョムスキー9.11」の上映もまた同じように広がっているという。自分が見た優れたドキュメンタリーをより多くの人に見てもらいたい、という思いがそうさせているのだろう。ボクも思う、この「プロミス」をより多くの「子供たち」に見てもらいたいと。
   
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