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2009年03月03日

●畑はもう春

寒い朝、今年一番の冷え込みかなぁ。
さすがに海に行くのも少し及び腰になる。
けれど、野や畑を見れば、そこはもう春。
房総半島は季節の変化がダイナミックな土地ではないけれど、
それでもやはり冬から春への変化には心が躍るものだ。

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土筆と目覚めたばかりのカエル



 自然の季節に早いところとおそいところとはあっても、季節のおこないそのものは毎年規律ただしくやってきて、けっしてでたらめでない。ちゃんと地面の下に用意されていたものが、自分の順番を少しもまちがえずに働きはじめる。木の芽にしても、秋に木の葉の落ちる時、その落ちたあとにすぐ春の用意がいとなまれ、しずかに固く戸をとじて冬の間を待っている。まったく枯れたように見える木の枝などが、じっさいはその内部でかっぱつに生活がたのしくおこなわれ、来年の花をさかせるよろこびにみちているのである。あの枯枝の梢を冬の日に見あげると、何というその枝々のうれしげであることだろう。

高村光太郎「山の春」

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