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2009年02月24日

●フツーの仕事がしたい

安房地人協会から、上映会第一弾のお知らせ。

フツーの仕事がしたい」上映会
2009年3月29日(日)ローズマリー公園シアターホール
9:45~/11:30~/13:30~/15:30~(1日4回上映)
当日チケット:1500円 前売チケット:1300円
(前売り券は、3/22館山ロックシティあわあわマーケットでのみ販売予定)
(上映会のチケットでローズマリー公園の有料エリアに入場可能)

主催/安房地人協会
協賛/アルソアサロンねむの樹アミー
後援/安房・鬼泪山国有林を守る会

ローズマリー公園シアターホール
〒299-2521 千葉県南房総市白子1501 TEL 0470-46-2882 地図

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皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。 高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、 現在はセメント輸送運転手として働いている。 しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、 心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。 生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、 ユニオン(労働組合)の扉を叩く。 ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。 生き残るための闘いが、否が応でも始まった。

監督からのコメント

映画「フツーの仕事がしたい」監督の土屋トカチです。
2006年4月8日、私にとって「運命の人」となる皆倉信和さんに出会います。 皆倉さんの職業は、セメントを運ぶトラックの運転手です。 最長で月552時間も働いておられました。 その労働時間に、当初私は耳を疑いました。 一日あたり、いったい何時間働けばその数字になるのか、と。 私が働いている映像業界も、仕事時間はルーズだったりするのですが、 この数字は並外れていました。 そして彼は、かわいそうなくらい疲れきっていました。 年齢が私と同じと聞いて、ひどく驚いたのを覚えています。 肌が土色で、生気を感じられないという印象を受けました。

無事、映画が完成した今「撮影を続けれた原動力は?」と、
訊かれることが多くなりました。それはたぶん、皆倉さんの姿に
自分自身の姿を見てしまったからだと思います。
同い年ということもあるのですが、「これがフツーなんだ」と無茶苦茶な
労働時間も受け入れて、働いていた彼。
真面目で、会社にあまり文句も言わず、黙々と働いていた彼は、
かつての私でもありありました。
長い間、美徳であると信じられきたことが、
本当はちょっと違うのではないのか?
「過労死」という現象が生まれた背景は、もしかしてこれではないのか?
と感じています。

現代日本人にとって鏡のような映画に、仕上げることができたと思います。
「フツーの仕事がしたい」は、あなたにとって、どのように映るでしょう

この映画に描かれている「過酷な労働」とは、昼夜にわたって何往復もセメントを運び続けるものだ。
この映画を見て、ボクは思った。
現代文明が、これほどまでに大量のセメントを必要とするのなら、房総半島のすべての山を削り取るかのような勢いで行われている山砂採取も、(けっして納得はできないけれども)バランスを考えれば理解はできる。

ボクらが今直面している問題・・・、偽装請負などの雇用のこと、ダンプ公害、山砂採取による自然破壊、これらすべての問題が、ボクらの文明に由来している。

そのことをアタマではなく実感として獲得するレッスンとして、どうかこの映画を見てほしい。

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