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2008年09月03日

●イノシシの被害

数日前、田んぼの畦の草刈りに行ったとき、イノシシの痕跡を見つけた。

最初は、ああこれがイノシシの痕跡かぁ、くらいにしか思っていなかったが、毎日毎日、被害が大きくなってくる。稲刈りの予定日までまだ10日あまりある。イノシシの進入路の見当がついたので、今日は防獣ネットを設置した。畑仕事をしていて、鳥やタヌキや小動物に、農作物を食べられることは、けっして珍しいことではない。北の国ではないけれど、「あきらめちゃうですよ。」という、仕方がないなぁという思いはあっても、怒りの感情はけっして生まれてはこなかった。だけれど、今回のイノシシのことについては、正直なところ怒りの感情を抑えきれない。

ボクが南房総に来た16年前、このあたりのイノシシは絶滅していると聞いた。それなのに、年々、イノシシは増え続け、棚田を中心に被害を与え、その被害をきっかけに、稲作を断念する人の声を聞くことも多い。日本テレビの報道特集で取り上げられたこともあるが、今、南房総にいるイノシシは、スポーツハンターが、自らの快楽を満たすために飼育・繁殖し、野に放ったものなのだ。さらにいえば、その「イノシシ」は、繁殖期があり年に4匹程度しか子を産まない(本来の)イノシシではなく、一年中繁殖期であるようにとブタとかけあわて「改良」したハイブリッド種=「イノブタ」なのだ。

いつからか、ヒトは耕作を始め、土を豊かにし、生産性を上げることを目的に自らが生きる環境を改造しはじめた。やがて、それは、山を切り崩し山砂を運び出し、かわりに残土や産廃を埋め戻し、地下から石油石炭を掘り、石油文明とも言えるボクたちの文明を築きあげた。その文明の終わりが見えた今、今度は核の世界を実現しようと躍起になっている。

このボクらが生きている文明はボクらが望んだものなのだろうか?、はたしてこの先もこの文明の存続を望んでいるのだろうか?。今、ボクらは真剣に考えなくてはいけないのだ。

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