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2008年07月29日

●今回が14回目。申請当時の完工時期は、97年12月だった。

使用済み核燃料再処理工場、年内の操業開始困難に(YOMIURI ONLINE)」というニュースから。



 日本原燃は28日、青森県六ヶ所村で最終試運転中の使用済み核燃料再処理工場について、7月中に予定されていた完工時期を4か月延期し、11月に変更する方針を決めた。


 同工場は、全国の原子力発電所から出る使用済み核燃料を化学処理し、ウランとプルトニウムを抽出する国内初の商業用施設。今秋にも本格操業するはずだったが、今回の延期により、年内操業開始は困難になった。

 同工場では2006年3月に最終試運転を開始。ところが、昨年12月、再処理工程で出た放射性廃液をガラスに混ぜて固める「ガラス固化体」の製造工程で、廃液中のルテニウムなど白金族の元素が炉内にたまり、ガラスの粘度を高める不具合が発生した。今月2日に試運転を再開したが、今度は炉の出口付近にあるノズルが詰まる不具合が発生。再開からわずか1日で再中断に追い込まれた。

 原燃は今後、ノズル付近の部品を取り外して原因を分析するが、部品の再装着や試運転の期間などを考え、4か月の延期幅が必要と判断した。完工後は、青森県や六ヶ所村との安全協定締結に向けた手続きなどがあり、本格操業は年明けまでずれ込む見通しだ。

 完工時期の延期は、政府に事業指定申請をした1989年から数えると、今回が14回目。申請当時の完工時期は、97年12月だった。

(2008年7月29日03時10分 読売新聞)


ガラス固化ができないのだから、すべての作業を止めるべきだ。ふざけるな。


1997年ヒット商品(日経TRENDY)

1位  たまごっち
2位  もののけ姫
3位  失楽園
4位  ロスタロット(小顔クリーム)
5位  国内線マイレージサービス
6位  タイガー・ウッズ
7位  ポケモン
8位  ポータブルMD
9位  PM-700C
10位  高画質デジタルカメラ

2008年07月22日

●これがどれほどものすごい数字か

 安房平和映画祭が終わった。
 残念ながら、想定した入場者数には遠く及ばず、多くの赤字と課題も残った。

 けれど、鎌仲ひとみさんのトークや、語る会、天羽道子さんのトークなど、かけがえのない機会となったことは間違いないだろう。微力ながら関わらせてもらった立場でもそれは確信できる。

 映画祭最後の上映作品は綿井健陽監督の「Little Birds -イラク戦火の家族たち-」、多くの人が目にしていたイラク戦争を報じるテレビ画面のその中で、本当は何が起きていたのかを知ることができる衝撃的な作品だ。

 月刊『現代』8月号(講談社)に辺見庸さんのコラム「不可視の内戦」があった。自殺者が10年続けて3万人を上回り、30数万人もの人々がみずから命を絶っている日本の状況に対し、

 これがどれほどものすごい数字かは、イラク戦争とそれにつづく内戦による市民の犠牲者数とくらべてみればわかる。米英の非政府組織イラク・ボディーカウントの発表によると、イラク民間人の死者数は2003年の開戦以来、ことし6月までの5年間に最多推計で9万2千数百人である。酸鼻をきわめるイラクの戦闘にまきこまれて非情にも殺される人々よりも、平和国家とされる日本でみずから死を選ぶ者たちのほうが圧倒的に多い。これはいったいどういうことなのか。


 日本とイラクでは人口がまったく違う。けれど、イラクの人口を日本の1/5として考えても、日本の自殺者の割合はイラク戦争後の内線による犠牲者と同じ割合だ。

 正直、もう言いたくない。けれど、知ってほしい。ボクたちが生きている社会はそういう社会なのだということを。危機を煽るつもりも、いたずらにネガティブな感情を呼び起こそうなどというつもりもない。ボクたちが生きている現実はそういう世界なのだ、という事実があるだけだ。

 安房平和映画祭を呼びかけた八木直樹さんが考えた映画祭のコピーは、「真実を知り、未来を考える二日間。」だ。現実(=真実)を知らなくては、未来を考えることができない。現実(=真実)から目を背けるということは、未来から目を背けるということだ。どうか、そのことだけはわかってほしい。現実(=真実)から目を背けたあなたが、さらに深刻な現実(=真実)を生成し続けているのだということを。

2008年07月18日

●「電気を止める子どもたち」とは、いったい誰なのだろうか?

ちょうど一年前、ボクは突然のように「六ヶ所村ラプソディー」の上映を決めた。

上映パンフに寄せた文章をもう一度。

「電気を止める子どもたち」とは、いったい誰なのだろうか?。

 ボクの大好きなアラン・ケイの言葉に、「未来を予測する最良の方法は、未来を発明することである。」というものがある。そう、そうなんだ、ボクたちの未来は、ボクたちがどんな未来を望むのか、すべてそれ次第なんだ。ミヒャエル・エンデはこう言っている。「人々は、お金は変えられないと考えていますが、そうではありません。お金は変えられます。人間が作ったのですから。」この「お金」の部分を「電気」に変えたらどうだろう、あって当たり前、変えられないと思っている目の前の事柄だって、ボクたちが、もしそれを望まないのであれば、変えることができるんじゃないだろうか?。

 すべてのはじまりは、この夏の「北山耕平氏と共にネイティブの知恵を学ぶ集い 【風をひらく】 」だった。日本列島の様々な場所から集まった参加者を前にして、北山氏が語ったのは、この惑星(ほし)に存在する二つの生き方の違いについてだった。明日が今日よりも良い日でありますように、と願う弥生(現在)的な生き方と、明日が今日のように良い日でありますように、と願う縄文(ひとつ前=ネイティブ)的な生き方の違いについて・・・、ボクたちが今、弥生時代の最後に生きていること・・・、そして、「地球に生きる」とはどういうことなのか・・・、ボクを含めた参加者の多くが真剣に耳を傾け、そして、夜更けまで語り合った。【風をひらく】から三日後、「核の鎖を断ち切る」ことにその生涯を捧げたショショーニの精神的指導者、コービン・ハーネイが亡くなったことを知らされた。さらに、五日後、中越沖地震が起き、柏崎刈羽原発が止まった。そうして、インディアンのエルダー(長老)たちの「電気を止める世代」という言葉が、ボクの中で「電気を止める子どもたち」というプロジェクトへと生まれ変わったのだ。

 「電気を止める子どもたち」とは誰なのか?。その答えはあなたの中にあるはずだ。もう一度「未来を予測する最良の方法は、未来を発明することである。」というアラン・ケイの言葉を思い出してほしい。今、ボクたちの生活の中ではコンセントの向こう側が見えない。コンセントの向こう側には、ウラン採掘によっって被曝させられている先住民族や、劣化ウラン弾によって理由なく生命を奪われるイラクの子供たちがいる。あなたの生活を支えるエネルギーが、そんな「不公平」や「差別」に根ざしたものだと知っていても、「電気があって当たり前」と、見て見ぬふりをして使い続けることができるのだろうか?。

 どうか、ここで、もう一度(だけ)考えてほしい。すべての「悪(敵)」も、絶対的な「善(神)」も、自分の中にあるということを。そして、「変化」は、自分の内側からしか起こりえない。そう、あなた以外の誰も、「電気を止め」てはくれないのだ。


  7月20-21日、昨年の上映会と同じ場所、南総文化ホールで「安房平和映画祭」が開催される。20日には、「六ヶ所村ラプソディー」の前編ともいえる「ヒバクシャ 世界の終わりで」の上映があり、両作品を監督した鎌仲ひとみさんのトーク、さらに「六ヶ所村ラプソディー」上映以降の動きを追った「六ヶ所村通信N0.4」を鎌仲監督と語る会も行われる。不肖ながらボクがナビゲーターをさせてもらうことになっている。

 正直言って、「安房平和映画祭」など楽しいものではないだろう。
重いテーマばかりだし、暗いテーマも多い。ボクだって、「安房ロックムービーフェスティバル」だったらいいのに、と思う。きっとみんなそうだろう。だけどよく考えてほしい。この安房の地に、本当のことを知る機会がどれだけあるのか?。

 来年以降も、この意義ある映画祭が続くように、(映画を見なくてもいいから)どうか安房平和映画祭の会場に足を運んでほしい。様々な団体の様々な展示もある。中学生のための「慰安婦」展や、安房の戦争遺跡に関する展示もある。
ボクも第五福竜丸パネル展「あなたは第五福竜丸を知っているだろうか?」をホール内、大会議室で行う。もう一度言う、あなた以外の誰も、「電気を止め」てはくれはしないのだ。


 
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2008年07月15日

●あなたは第五福竜丸を知っていますか?

   あなたは、5年前にメキシコシティ郊外の資材置き場で奇跡的に発見された、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」を知っているだろうか?。あまりにも痛烈な核への憎悪と、生命への畏怖を描いた「明日の神話」はこの秋、制作から40年もの長い歳月を経て、ようやく東京・渋谷に設置されることになっている。縦5.5メートル横30メートルもの巨大な「明日の神話」の画面の中で、第五福竜丸は何も知らずに、死の灰が振る中をマグロを引き航海を続けている。その姿はまるで、凧揚げをする無邪気な子供のようにも見える。


 今年5月、いつものように房日新聞を眺めていて、「被爆マグロ漁船 第五福竜丸 求む 館山時代の資料 保存活動の教授」という記事に目を奪われてしまった。第五福竜丸の館山時代?、いったどういう意味なのか、見出しが何を意味するのか、ボクにはまるで理解ができなかった。記事によると、第五福竜丸がビキニでの被曝後、放射能除去を施されて、東京水産大学の練習船「はやぶさ丸」として約10年間にわたり、館山を母港としていた、というのだ。こんな重大なことをどうして今まで知らなかったのだろう?、ボクの頭は驚きと疑問でいっぱいになってしまった。


 「明日の神話」が、最終的な設置場所を探していたとき、ヒロシマかナガサキ、もしくは夢の島に保存されている第五福竜丸と並んで設置されるのがベストだろうと、ボクは思っていた。けれど、「はやぶさ丸」の存在を知った今、ボクの頭の中には館山に設置された「明日の神話」の強烈なイメージが鮮明にある。「明日の神話」は館山にあるべきだ。


 昨年、館山で「六ヶ所村ラプソディー」の緊急上映会を行うことを決めたとき、ボクはフライヤーにこう書いた。

 「今、何が起きているのか?。どんな考えで、どんな人々が、何をしようとしているのか?。ボクたちはまず、知らなくてはいけない。原発反対・賛成の議論ではない、原発に賛成していたって、六ヶ所核燃再処理工場に反対することはできる。時間は少ないけれど、今なら間に合う。今年の夏を、放射能に汚染されていない最後の夏にしないために、ボクたちにはやらなくてはいけないことがある。」

 上映会を決めたとき、六ヶ所村の再処理工場の本格稼働はその年の8月とされていた。その予定は11月、今年1月とたびたび延期され、幸運なことに、今もまだ現実のものとはなっていない。去年の9月24日、多くの観客の来場により大成功となった上映会から10ヵ月、その間も試験操業は続いていたが、昨年12月からはガラス固化試験の不具合により、6ヵ月半にわたり中断していた。この7月より再開したもののわずか一日で試験停止となった。また、六ヶ所村再処理工場の直下に活断層があることを指摘する渡辺満久東洋大学教授の画期的な指摘もあり、どう考えても、再処理工場の本格稼働を合理的だとする要素はない。


 現在、原油は高騰を続け、安房地域のような広範な生活圏を抱えるエリアでは、生活に支障が出始めている。(ピークオイルはすでに現実のものとなっている。)公共交通機関のリデザイン、地域でのエネルギー確保など後まわしにすることのできない問題が山積みにされている。今こそ、エネルギーについて真剣に考えなくてはいけない。(幻想としての安価な)石油への依存の上に立つ現代文明を一日でも長く維持しようという、中毒症状としての「原子力」が本当に必要なのだろうか。今こそ考えなくてはいけない。


 1954年3月1日、水爆実験ブラボーに遭遇し、死の灰を浴びた、第五福竜丸。あなたは本当の意味で第五福竜丸を知っているだろうか?。第五福竜丸(船体・船員・捕獲したマグロ)が何を見て、何を経験してきたのか?、はやぶさ丸の母港であった館山の地で、もう一度、第五福竜丸について考えてみてほしい。


 7月20-21日、昨年の上映会と同じ場所、南総文化ホールで「安房平和映画祭」が開催される。20日には、「六ヶ所村ラプソディー」の前編ともいえる「ヒバクシャ 世界の終わりで」の上映があり、両作品を監督した鎌仲ひとみさんのトーク、さらに「六ヶ所村ラプソディー」上映以降の動きを追った「六ヶ所村通信N0.4」を鎌仲監督とともに見る会も行われる。


 この貴重な機会に合わせて、ボクたち「電気を止める子どもたち」でも、「安房平和映画祭」期間中、南総文化ホール大会議室において、第五福竜丸パネル展「あなたは第五福竜丸を知っていますか?」(協力・東京都立第五福竜丸展示館)を行うことにした。ひとりでも多くの人が、事実を知り、考えるきっかけになってくれることを、心より願っている。

(真魚長明)



安房平和映画祭
7月20日(一日目)

「海女のリャンさん」(2004年・原村正樹監督)
「ヒバクシャ 世界の終わり」(2003年・鎌仲ひとみ監督)

スペシャルトーク<鎌仲ひとみ監督>

特別プログラム「六ヶ所村通信no.4」上映と鎌仲ひとみさんと語る会
(特別プログラムは会場の都合で100名限定となります。入場には当日、会場受付で販売する有料整理券500円が別途 必要となります。)

7月21日(二日目)

「TOKKO 特攻 生きたかったよ 死にたくはなかったよ」(2007年・リサ・モリモト監督)
「ガイサンシー(蓋山西)とその姉妹たち」(2006年・班忠義監督)
スペシャルトーク<天羽道子さん かにた婦人の村施設長>
「Little Birds - イラク戦火の家族たち - 」 (2005年・綿井健陽監督)

2日券2500円(前売りのみ)1日券(前売り当日とも)1500円
安房平和映画祭ウェブページ http://awaheiwaeigasai.org/
お問い合わせ info@awaheiwaeigasai.org TEL0470-36-3059(八木)

関連イベントとしてホール内で、各協賛団体出展ブースや、「中学生のために慰安婦展」などの展示もあります。

2008年07月13日

●FREE ILLCOMMONS !!

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札幌サウンドデモ7・5救援会

2008年07月09日

●一年ぶり!!須田郡司さん「石の語りべ」決定!!

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昨年の「日本石巡礼」では、安房に衝撃(!?)を与えてくれた須田郡司さん。
昨年の「石の語りべ」から約一年、今年も「石の語りべ」を行っていただけることになりました。

須田郡司・石の語りべ(スライド&トーク) in テトラスクロール

内容:スリランカ(ミヒンタレー、シーギリア・ロック、アダム・スピーク)
    九州(沖縄、長崎、熊本)の巨石を紹介します。
    
◎日時 2008年7月19日(土)18時開場・18時30分開演
◎料金 1500円
※ 会場で玄米お結びを500円で販売致します。(要予約)


石の語りべに寄せて


この度、約一年ぶりにテトラスクロールで石の語りべをさせていただきます。
今回は、スリランカと九州の巨石を紹介したいと思っております。

かつてセイロンと呼ばれたスリランカには、古くからの仏教遺跡があり、そこには多くの巨石が点在します。スリランカの多くは仏教徒で穏やかな国民性です。しかし一方、タミルイーラム解放の虎(LTTE)による、タミル人による分離独立を求めるテロ活動も続いています。そんななか、少数派であるヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教も存在します。驚くことに4大宗教の共通の聖地にもなっているアダムスピーク(2238m)という山も存在します。仏教遺跡ミヒンタレー、宮殿跡シーギリア・ロック、そしてアダムス・ピークの映像を見ていただきながら、光り輝く島の意を持つスリランカを紹介させていただきます。

そして、この春訪ねた九州は長崎、熊本、鹿児島のいくつかの巨石を紹介します。
北五島の野崎島にあり、かつて漁師の篤い信仰を集めた神島神社の王位石(おおえいし)、土砂崩れで出て来た真球状の悠久石、鹿児島の巨石などを紹介させていただきます。

今年の初旬、日本石巡礼で出会った石たちを「日本の巨石〜イワクラの世界」(星雲社)として写真集にまとめることが出来ました。

久しぶりに南房総で、皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

当日、希望者に玄米お結びを販売致しますので、どうぞ宜しくお願い致します。


大磯高麗の麓にて 須田郡司 拝

●「自然農が教えてくれるたくさんのこと」

9日からの写真展「自然農を生きる人たち」に関連して、
新井由己さんのトークライブ「自然農が教えてくれるたくさんのこと」を開催いたします。
(会場の都合で定員に限りがありますので、お早めにお申し込みください。)


「自然農が教えてくれるたくさんのこと」
7月13日(日)13時30分より テトラスクロール 参加費1000円

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●7月9日より「自然農に生きる人たち」

7月9日より、新井由己さんの写真展「自然農に生きる人たち」を開催いたします。
今年発売された写真集『自然農に生きる人たち −耕さなくてもいいんだよ−』に掲載された写真をテトラスクロールでご覧いただきます。


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耕さなくてもいい 草は抜かなくていい
「農業は重労働」の固定観念から解放されたという「自然農」との画期的な出会い。
草や虫とともに育つ伸びやかな田や畑の姿に自らを重ね、
土と向き合うくらしの愉しさ、農のもつ懐の深さを語る今百姓たち。
“商品価値”に振り回される農業から、生きとし生けるもの全てが繋がりあう循環の農へ。
次世代へ手渡すささやかな希望がここにはある。


13日(日)には新井由己さんのトークライブ「自然農が教えてくれるたくさんのこと」も開催いたします。
(会場の都合で定員に限りがありますので、お早めにお申し込みください。)

2008年07月04日

●極めて困難な状態となりました。

わずか一日でこうなのだから、(もう一回言うよ)もうやめようよ。

青森朝日放送の「ガラス固化試験、再び停止」のニュースから。

 日本原燃は2日、使用済み核燃料再処理工場で、高レベル放射性廃棄物をガラスと混ぜて固めるガラス固化試験を再開させましたが、溶融ガラスがきちんと流れ出ず、わずか1日で試験を停止しました。日本原燃は、2日正午にガラス溶融炉に高レベル廃液を供給し、ガラス固化試験を再開させ、午後9時過ぎからは溶融ガラスの流下を開始しました。ところが、溶融炉の下にある流下ノズルから溶融ガラスがきちんと流れ出ず、再度温度を調整して流下を試みましたが、正常に流れでなかったため、3日午前1時前に流下操作を止めました。溶融ガラスがきちんと流れ出ない原因が判明しないことから、日本原燃は試験を続けることはできないと判断し、3日正午、ガラス固化試験を完全に停止しました。六ヶ所再処理工場では、去年12月から中断していたガラス固化試験を2日、およそ6カ月半ぶりに再開させたばかりでした。不具合の原因がはっきりしないことから、ガラス固化試験の再開のめどはたっていません。このため、今月中に終了させるとしていたアクティブ試験と呼ばれる試運転を、計画通り終わらせるのは極めて困難な状態となりました。