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2007年12月31日

●生きるために必要なことを学ぶことを忘れていった

2007年もあと少し、ひとり暮らしの大晦日は、やることがいっぱいでなかなかに忙しい。
けれど、当たり前のことを当たり前にすること、きとんと食べる、きちんと暮らすことこそ、今のシステムの中では、抵抗の運動なのだと、今ボクは強く思っている。

今年、いちばん刺激を受けた一冊の本をもう一度紹介したい。
北山耕平さんの「ネイティブ・アメリカンとネイティブ・ジャパニーズ」だ。現在のシステムの中に「日本人」として組み込まれているボクたちが、「日本」という国にではなく、母なる「日本列島」と再接続するために、重要な一冊だ。


 日本列島に生きる人たちが、時が大いなる円環を描いて万物が再生し自然と共存する世界を外れ、一万年かもしくはそれ以上続いた長い夢見の時間(ドリーム・タイム)を離れて、現在に通じる時の直線がジグザグを描いて続く、限定された危うい生き方を選択するのは、この国の歴史が文字で書かれはじめたときあたりからだから、かれこれもう千年近く前のことになる。人は文字で書かれたものを読むようになったかわりに、それまでのように自然を本のように読み、そこから生きるために必要なことを学ぶことを忘れていった。自然の法という共通に守るものがなくなったあとは、スピリチュアルな力と同時に平和も失われて、人と人が殺しあい、国と国が戦争をしあう、いつ果てるともない争いともめ事が続くようになった。そしてそれが行き着くところで、人は誰も自然の声に耳を傾けなくなり、自然の法のことなどに関心を抱かなくなってバランスを失ってしまう。

「スピリットの帰還ーまえがきにかえて」』


六ヶ所村の再処理工場の問題も、ピークオイルも、農薬や化学物質も、プラスチックゴミも、すべては同じところに源を持つ問題なのだ。すべては、生き方の問題だ。ボクらがどんな文明を選択してきたのかということなのだ。これ以上バランスを失ったら、きっとボクらは立ち続けることができなくなるだろう。

だから、今、この地点で何を考え、どう行動するのかが大切になるのだ。

今ここ。

今ここ。

●Gandhi’s Gift: The Power Of Nonviolence

大晦日、Resurgence Magazine誌の最新号が届いた。

表紙はガンジー、特集は「Gandhi’s Gift: The Power Of Nonviolence」。
12月23日の地球に生きる人勉強会「サティシュ・クマール講演会」上映会を受けて、来年からスタートする、ワタとガンジーのワークショップのフライヤーをデザインしていたところだったので驚いた。

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戦争、紛争、搾取、貧困。
この世界は暴力に満ちている。
残念ではあるが。

だからこそ、そして、今こそ。
ボク達は、非暴力の力を身につけなくてはいけないのだ。

2007年12月28日

●アジアは現在、あまりに暴力的に混乱し過ぎている。

アジアは現在、あまりに暴力的に混乱し過ぎている。


パキスタンのブット元首相暗殺に対しての、いとうせいこうさんのコメント(readymade by いとうせいこう)。

あからさまに生命を狙われながら、尚、民主化に希望を持ち訴え続けること。

政治家とは、きっとそういう存在になることを恐れない人のことなのだろう。


(そう思って、自分のまわりを見回して見る。あれ、政治家がいないなぁ。)

核の鎖を断ち切らなくてはいけないように、憎しみの連鎖も断ち切らなくてはいけない。
ボクたちは今こそ、非暴力の力を学ぶときなのだ。

2007年12月27日

●Cornelius Rocks Out On Yo Gabba Gabba

アメリカの子供向けTV番組「YO GABBA GABBA!」に出演したコーネリアス、いいなぁとても。

●できないことはあきらめましょう。

東奥日報12月26日の記事より。



再処理試運転「2月終了」厳しく


 日本原燃の兒島伊佐美社長は二十五日の定例会見で、予定よりも一カ月以上遅れている六ケ所再処理工場のアクティブ試験(試運転)第四ステップの終了時期について、「年を越すかもしれない」と語り、二〇〇八年にずれ込む可能性を示唆した。また同年二月の試運転終了予定についても「可能にするべく頑張っていく」と述べる一方、「厳しくなっている」とも語り、延期に含みを残した。

 第四ステップは八月三十一日に開始。当初は十一月中旬に終える予定だったが、ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)容器の溶接機が故障したことや、溶融炉内の温度が安定しないため固化体の追加製造を余儀なくされたことから、現在も続いている。

 青森市のラ・プラス青い森で開かれた会見で、兒島社長は「ぜひ年内にと思っているが、場合によっては年を越すかもしれない」と語った。

 原燃は第四ステップ終了の目安を、「ガラス固化設備が国の使用前検査を受けられる準備が整った段階」としている。

 次段階の第五ステップへは自社の判断で進むことができるものの、国の原子力安全・保安院は、年明けに総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の核燃料サイクル安全小委員会などを開き、ガラス固化設備の性能などについて審議する方針。

2007年12月23日

●冬至の日に「神楽ビデオジョッキー」

昨日は冬至。

テトラスクロールでは、三上敏視さん(MICA BOX、細野晴臣&環太平洋モンゴロイドユニット)をお招きしての一周年記念イベント「神楽ビデオジョッキー」があった。
みっちり4時間、日本列島の神楽のほぼ全貌を知ることのできる貴重な機会となった。

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神楽が未だ在るコミュニティは、きっと健全なコミュニティなのだろう。親子や家族関係もまた同様だろう。それはもしかすると崩壊へと向かっているのかもしれないが、それでもなお機能している分、健全なのだ。山林の荒廃、コミュニティの崩壊、家族・親子関係の崩壊、神楽を維持させていくことは、信仰や芸能の問題にとどまることはない。これもまた、生き方の違いの問題であり、文明論なのだ。

多くの気づきを与えてくれた三上さんに心から感謝したい。


MICA BOXホームページ
MICA BOXの井戸端

2007年12月20日

●「神楽ビデオジョッキー」のお知らせ(再掲)

テトラスクロールでは、一周年記念イベントとして三上敏視さんによる「神楽ビデオジョッキー」を開催いたします。

昨年12月23日の、北山耕平さんのトークライブ「ネイティブであるということ」。冬至の翌日という夏の始まりの日に、テトラスクロールの一年が始まりました。

あれからちょうど一年の冬至の日に、「神楽ビデオジョッキー」を開催できることとなりました。


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三上敏視「神楽ビデオジョッキー」
2007年12月22日 13時から ¥2000
テトラスクロール 千葉県南房総市和田町和田447 0470-47-5822


三上敏視(MICABOX) プロフィール

愛知県生まれ、武蔵野育ち。現在札幌在住。
音楽家/神楽・伝承音楽研究家

猿田彦大神フォーラム世話人
多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員
細野晴臣&環太平洋モンゴロイドユニットメンバー

78年に札幌に移り、元はちみつパイの和田博巳を中心に結成されたバンド「QUOATAIONS」でギタリストとして活動するほか、自主製作映画グループ「銀河画報社」で山田勇男監督作品の音楽を担当。フリースペース「駅裏8号倉庫」の運営に関わったり、「月刊宝島」の北海道情報員を担当するなどローカル&マイナーの世界で種々の活動をする。

88年から5年ほどアイヌの文化運動の手伝いをして93年に別冊宝島『アイヌの本』を企画編集。
日本気功の黎明期に関西気功協会(現・NPO法人気功協会)に関わり、94年に気功法「香功」のための音楽テープを製作、96年にはリラクゼーションや気功、太極拳などのためのCD『気舞』を発表。

95年より細野晴臣&環太平洋モンゴロイドユニットに参加、97年より毎年このグループで伊勢・猿田彦神社の「おひらきまつり」に出演。
その後発足した「猿田彦大神フォーラム」世話人として神楽調査を担当、全国各地の里神楽を見学して歩き、日本の音楽、芸能のルーツとしてその多彩さと深さに衝撃を受け、これを広く知ってもらいたいと01年9月に別冊太陽『お神楽』としてまとめる。
その後も辺境の神楽にとりつかれ、音楽にも反映させるべく見て歩く。

99年からモンゴロイドユニットに加わった高遠彩子をボーカリストに迎え、MICABOX名義で楽曲製作を開始、04年5月細野晴臣主宰のレーベル「daisyworld discs」からアルバム、MICABOX feat. Ayako Takato『ひねもす』をリリース。イギリスのアジア音楽専門サイト「Far Side Music」のトップ10で第3位。
05年講談の神田山陽とのコラボレーションでは阪妻の無声映画「雄呂血」の活弁のための音楽を制作し、サッポロカルチャーナイト・道庁赤レンガ前広場で生演奏をする。

04年7月世界に向けて放送された、NHK国際放送「Weekend Japanology」の「神楽」特集にゲスト解説者として出演。
05年6月に韓国・晋州で行われる「仮面劇フェスティバル」にMICABOXとして高遠彩子とライブ出演。
05-06年にかけて細野晴臣&東京シャイネスのメンバーとしてコンサートツアー。
06年6月にイギリス・ロンドンで開催された「City of London Festival」に「日本発のモダンルーツミュージック」として招待され、ゲストの木津茂理と高木光介を加えてMICABOXの単独ライブを行う。
07年2月、新しくできた国立新美術館の黒川紀章展のイベントでMICABOXライブ。国立新美術館のライブ第1号となる。
07年3月、NHK-FMの特番、日本音めぐり「心のリズム、日本の太鼓」で神楽の太鼓の解説ゲストとして出演。
07年3月、前年にイギリス、オランダでもリリースされた『ひねもす』が、英ワールドミュージック誌『SONGLINES』のレビューで4っ星を獲得。

音楽活動と併行して神楽の面白さ、深さを知ってもらうために、撮影した映像を使った「神楽ビデオジョッキー」

06年より多摩美術大学芸術人類学研究所(所長・中沢新一)特別研究員。


2007年12月19日

●BuyNothingDayに播いた麦の麦踏みをした

昨日、仲間家族とBuyNothingDayに播いた麦の麦踏みをした。
テトラスクロールの抵抗としての「農」は、はじまったばかりだけど、確実に手応えを感じている。


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麦踏みは、麦を踏んでストレスを与えることで、分けつを促し、生育を旺盛にしようと、古くから行われてきた行為だ。エチレンという成長ホルモンを分泌させることが目的だが、面白いことに成長ホルモンなどが発見されるずっとずっと前から営々と麦を踏むということは続けられてきた。成長ホルモンの存在がわかったことで、なんかわかった気になっているけれど、なんか違うんだろうな、きっと。

2007年12月18日

●今までひとつでも失くせないものってあったかな

2007年もあと少し。

2007年というくくりにそう意味を感じはしないけれど、自分のための記録の意味もあって、ここ数年はブログにその年好きだった音楽や映画などを記している。

今年見たライブ映像の中で、特に印象深かった(格好良かった)のが、チャットモンチーの日比谷野音ライブ。
中でも「恋愛スピリッツ」がいい。ロック(バンド)っていいなぁ、と再認識。
館山でチャットモンチー見たいな。



ROCK IN JAPANの「恋愛スピリッツ」もGOOD!!


2007年12月06日

●BND麦の発芽

11/24、BuyNothingDay(何も買わない日)に、テトラスクロールは、NoShopー何も売らない日「畑仕事とランチパーティ」と題して、土壌改良用の麦の種まきをした。

その麦が発芽した。

BND麦。

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テトラスクロールで新しくはじめた畑の化学肥料を吸い出そうと播いた麦なので、収穫は予定していなかったが、発芽した様子を見ていて気が変わった。ワタ畑にする一角をのぞいて、そのままにしよう。風よけにもいい。収穫した麦は、来年またBND麦として、みんなで種まきをしよう。

BND麦。
何も買わない日に播く麦。