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2007年07月13日

●超微小距離だけ、入っていく

今日は朝からずっと海に。
毎日のことなんだけど、今日はちょっといつもとは違う。
遥か南海上、沖縄に接近中の台風からのうねりが、ここ南房総の海にも届きはじめたからだ。
地球の強大なエネルギーが作り出す台風という波紋の、外側のエッジの部分が、ここ南房総の海に到達し、そのエネルギーが、サーファーにとってかけがえのない時間と空間を与えてくれる。

ある人が「人類は、エネルギーそのものに乗る方法を、サーフィン以外に発明していない。」と言っていたが、ボクもそのもことを強く感じる。アラスカとハワイを行き来するクジラたちが、地球という惑星(ほし)のスケールを身体の感覚として持っているように、サーフィンという「行為」を通して、ボクもまた、遥か南海上にある台風を、身体の感覚として感じることができるのだ。自分の皮膚の延長に、たしかに遥か遠くの台風が在ることを、まぐれもない自分の感覚としてとらえることができる。

そんなのは嘘だ、きっと、そう思う人も多いだろう。嘘だと思うなら、急いで海へ行ってごらん。
(台風の強大なエネルギーがもたらす被害が、可能な限り少なくすむことを祈って。)


サーフボードの上に腹ばいとなり、その人はパドリングで沖へ出ていく。宇宙の時間と空間のなかへ、その人は超微小距離だけ、入っていく。そしてそれで充分だ、それ以上は必要ない。

片岡義男「宇宙の時間と空間のなかへ」」

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