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2007年05月19日

●トマトが「いいよ」といったときに

 雨が降る前にと思い、今朝は、早くからワタ畑の種まきをした。昨年は早い種まきを心がけ、その「読み」通り、過去最高の出来となった。今年のボクの「読み」は種まきを遅くすること。旧暦だったり、直感だったり、天気図だったり、いろんな要素から、今年の長い時間の気象・温度を読んで、それに向けて計画をたてる。必ず当たるわけではないけれど、確率は悪くないように思う。サーファーが天気図とともに暮らすように、ファーマーもまたそうあるべきだ。「野性の思考」とまではいかないが、忘れてしまった何かがそこにあるようにボクは思っている。


 言いかえれば、「土いじりに精を出す」といっても人によって千差万別だということである。わたしが初心者にすすめたいのは、毎日数分でもいいから土の上にしゃがみ込んで、植物の生長を見守ることだ。こうした行為は、まちがいなく人間にスピードを落とすことを教えてくれる。これからは、トマトが「いいよ」といったときにトマトを食べることを学ぼう。わたしの見るかぎり、どんな作物を手がけてもいちばんの知恵は根気だが、人間にとってそれを実践するのが最大の難関かもしれない。前著「イルカの夢時間」にはこう書いた。


    これは「観察」ではなく、「参加」の関係といえる。
    あらゆる静的なものとあらゆる動的なもののちがいはそこにある。



畑の隣人 ジム・ノルマン「地球は人間のものではない」」

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