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2007年05月18日

●うかつ者であってはならない

私達百姓は、都会人に自然美を指摘されて始めて気の付くようなうかつ者であってはならない。

坂本直行 「開墾の記

 1993年の11月に移住して来てから初めて、車のない暮らしをおくっている。正直なところ、この地域で車を持たずに暮らすのは不可能だろう。あと何日続くのかわからないが、今はこの暮らしを楽しみたいと思う。

 「移住」と言う言葉を、ボクらは良く使う。「移住組」と言ったり、言われたりする。自分がどこどこ出身というのは一生消えることのない事実だ。そして移住してきたことも、これもまた紛れもない事実だ。

 だけど、15年も暮らし続けた場所は、今暮らしている場所だけだ。生まれ育った家と同じくらいの時間を、ボクは今の家で過ごしてきたし、また、この先だって暮らしていくのだろう。

 ボクの気分では、「移住」よりも「再定住(reinhabitation)、「住みなおし」と言ってもいいかもしれない。15年も房総に住んでいたら、もちろんもう都会人ではいられない。けれどまた、どうあがいても土地の人にもなれない。

 そんなボクらを総称するなんか素敵な呼び名があればいいなぁ。

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