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2007年05月05日

●存在することは、相互依存することである

サティシュさんの講演後、「君あり、故に我あり―依存の宣言」を何度も読み返している。アニミスティックな、キラリと輝く言葉がとてもいい。ティク・ナット・ハン師やダライ・ラマ法王猊下とも共通する東洋的なエレガントな知性がとても心に響く。

「すべては与えている」とジャイナ教徒はいう。太陽は植物に光を与え、植物は鳥に果実を与え、鳥は種を運び、種は自らを土に与え、そして土は種に命を与える。
 仏教徒はこの現象を「相互依存の現象(因縁生起)」と呼ぶ。太陽が昇るとき緑の芽が現れ、葉が広がり、花がつぼみをつけ、果実が形作られる。太陽と共に鳥は目覚め、太陽と共に人は目覚める。皆、共に目覚める。それぞれの目覚めは他のものの目覚めによっている。仏陀はこれに気づいたとき悟りを開き、ニルヴァーナ(涅槃)すなわち解脱の状態に達した。しかし、すべての生物が悟りを開くまでは一人だけのニルヴァーナはあり得ない、と仏陀はいった。私たちは共に上がったり下がったりし、究極的には私たちは皆一緒に沈んだり浮かんだりするのだ。私たちは相互依存である。「存在することは、相互依存することである」。私たちは、自分自身だけで存在することはできない。これは私たちの存在は他者の存在があって初めて可能であることを意味する。私たちは個別的存在ではなく、世界的存在なのだ。

君あり、故に我あり―依存の宣言」サティシュ・クマール

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