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2007年02月05日

●彼らは人間たちのところから何を持ち帰るのでしょう

敬愛する詩人・ゲーリー・スナイダー。彼の名著「野性の実践」から。

 ある白人の若い女性にこんな質問をされたことがあった。「もし、我々人間が動物たちを粗末にすることなく食べ、動物について歌い、その姿を描き、それに乗ったり、そして動物についての夢を見るなら、彼らは人間たちのところから何を持ち帰るのでしょう。」これはまさに、動物たちの側から見た礼儀作法を考えさせられる良い質問だ。アイヌの人々は、「シカ、サケ、そしてクマは我々の音楽が好きで、人間の言葉に魅せられるのだ」と言う。だから我々は、サカナや狩りの獲物に歌を贈り、感謝の言葉を口にする。ときに彼らのために踊り、それなりのお返しをする。パフォーマンスは、深遠な世界を支える「贈り物」経済の「通貨」なのだ。おそらく他の生き物は、たえず洋服を変え、あまりに多くのものを食べる人間を、軽薄な動物だと思っているだろう。自然は、ヒトに好意ももっているので、現代人もそんなひどいことをせずに、ヒト以外の仲間たちにも同じように接してほしいと願っている、私はそう考えずにはいられない。

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