« エネルギーはそのままの状態でそこにある | メイン | 人間の将来像と、この地球上のサバイバルの可能性 »

2007年01月21日

●食の未来 決めるのはあなた

 昨夜(今夜)は、ブック・カフェ テトラスクロール初めての上映イベント「食の未来」上映会の初日、おかげさまで無事終えることができた。

 映画「食の未来」の冒頭に登場する農家パーシー・シュマイザーに関して、ボクは5年前のウェブダイアリーにこう書いている。

2002年04月09日(旧暦2月27日) 「ワールド・ウォッチ 日本語版」の最新号が届いた。「モンサントの種子戦略との法廷闘争」と題されたパーシー・シュマイザーのインタビューに語られる現実には、危機感、恐怖感を覚えた。71歳になる農場主、パーシー・シュマイザーは、自らの畑に(種を蒔いた覚えのない)モンサント社の遺伝子組み換えカノーラ(菜種)が生育していたことから、モンサント社に特許権侵害の訴えを起こされ有罪判決を受けた。(→ WIRED NEWS「遺伝子組み換え菜種、栽培側でも裁判」「カナダの遺伝子組み換え菜種訴訟、公判始まる」)風で飛んできたかもしれない、以前の土地の持ち主が蒔いたものかもしれない、理由や由来にかまわず、モンサント社の遺伝子組み換えカノーラは、彼が53年かけて育種してきた種子を汚染し、彼に二度と自分の種子を使えなくしてしまった。


 考えてみてほしい、あなたがずっと育てて、パスタやサラダに利用してきたバジルがある。あなたは種子を自ら採種して、次のシーズンにまたその種子でバジルを育てて美味しく利用する。ある日、あなたのバジル畑の中に、遺伝子組み換えバジルが見つかり、あなたは訴えられ有罪となる。風で飛んできたのかもしれない、鳥が運んだのかもしれない、日頃あなたを妬み憎んでいる人間があなたの畑に蒔いたのかもしれない。いずれにせよあなたは訴えられ敗訴した。あなたは損害賠償を支払うことを求められ、そしてもう二度とあなたの種を使うことはできない。そんなことが本当に起こったとしたら・・・。

 本来、「種子はオープンソース」であるべきだと、ボクは思う。様々な地域で育てられ、愛されてきた地方品種が、恐るべきスピードで姿を消していく。おじいさん、おばあさんの食べていた野菜がもう食べられなくなっている。種子を守り、そのネットワークをつくっていく「Seed Savers' Network」やその日本版ともいえる「たねとりくらぶ」の活動は本当に大切なことなんだと思う。「スロー・フード運動」や「シード・セイバーズ」といった活動がもっともっと必要なのは、イタリアやオーストラリアではなく日本なんじゃないだろうか。驚くべきことに、日本にはカナダよりも多くのMドナルドがある。失われゆく作物の多様性を守るには、今行動を起こすしかない。

なんだ・・、5年前から何も変わっていないじゃないか。いや、ますます悪くなっている・・・。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.animismonline.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/25

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)