●宇宙そのものである私
今日も合気道に関する言葉を紹介したい。
昭和32年に出版された「合気道」から、合気道創始者・植芝翁先生の言葉。
合気道の極意は、己を宇宙の動きと調和させ己を宇宙そのものと一致させることにある。合気道の極意を会得した者は、宇宙がその腹中にあり、「我は即ち宇宙」なのである。私はこのことを、武を通じて悟った。
いかなる速技で、敵がおそいかかっても、私は敗れない。それは、私の技が、敵の技より速いからではない。これは、速い、おそいの問題ではない。はじめから勝負がついているのだ。
敵が、「宇宙そのものである私」とあらそおうとすることは、宇宙との調和を破ろうとしているのだ。すなわち、私と争おうとという気持をおこした瞬間に、敵はすでに敗れているのだ。
そこには、速いとか、おそいとかいう、時の長さが全然存在しないのだ。
合気道は、無抵抗主義である。無抵抗なるが故に、はじめから勝っているのだ。
こんな言葉を聞かされたら、誰だって合気道を始めようと思うんじゃないかな。
